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Facebookやってみました。

 この春、ひょんなことからFacebookというソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に入ってみました。日本でSNSの代名詞といえばmixiで、他の追随を許していないようですが、フランスではいくつかの有力なサービスが競合しているようです。
 つい最近の記事(フランス語)によれば、フランスで最も利用者の多いのは、Skyblogというフランスのサービスで1100万人、その次にこの1年で急成長したFacebookが310万人、3位に老舗のMyspaceが300万人と続くとのこと。
http://www.cnetfrance.fr/news/internet/en-un-an-facebook-a-attire-3-millions-de-francais-39381847.htm
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 日本ではSNSには全く興味がなかったのですが、フェイスブックの特徴は実名制(といっても審査があるわけではない)で、リアル世界での知人が作れるのがいいと言われて入ってみました。が、知り合いがもともとある程度いないと、そこから知り合いが広がっていくこともなく、利用価値があまりないという当たり前のこと(ネットワーク外部性!)に気づきました。当時は日本語版サービスが始まる前で日本での知名度が低かったことから、日本人の知り合いはほとんどいないし、他方、フランス人の知り合いはもともとそんなにはいない上に、フェイスブック上にいる人はさらに少ないわけです。
 ということで、入会してすぐに休眠状態だったのですが、しばらくして2人ほどの知り合いからフェイスブック上でコンタクトをもらいました。その1人はアメリカ留学中の弁護士だったので、そうかと思って留学中の知り合いを検索してみると何人かが会員になっていることが分かりました。もともとアメリカの大学生の交流のためのサービスなので、アメリカの大学にいる人は使っているんですね。そういえば、同窓生を検索できる機能が強力です(一応、kyodaiというグループもあります。参加者は133名……)。
 このように、使えることが分かると、俄然意欲がわいてきて色々試して見ることにしました。調べてみると、mixiでいうコミュニティにあたるもので、日仏交流の会というのがあり、月2回ほどエシャンジュの会をパリ市内で開催しているという情報を得たので、試しに行ってみました。どんな人が来ているのか少し不安はあったのですが、まあまともで有益な集まりでした。

 今年の5月には日本語版も開始されたようです。といっても、日本向けに特別のサービスを提供するわけではないようで、実際気づいた範囲でも、色々な表示が不自然な日本語に置き換わっただけのようですが、今後は色々な新サービスがあるのでしょうか。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080519/302685/
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT2E000013052008&cp=1

 Facebookは、実名制であることやアプリケーションをやり取りできるなどの点でmixiと違うのですが、日本ではすでにmixiが圧倒的な地位を築いていて、SNSに参加しそうな人は大体すでに参加しているのでしょうし、L.レッシグ(『Code version2.0』(山形浩生訳))に言われるまでもなく、SNS間の移動は困難でしょうから、アメリカやフランスやその他の国々のような急成長を遂げる日は近くないも知れません。
 ただ、海外に知り合いが多い人には使えると思いますが、日本国内向けにはmixiを併用するという形になるのでしょうか。
 個人的には、日本で普及するとした場合、実名制のままなのか、形骸化してしまうのか(前述のように、審査はないので)興味があります。Facebookのメンバーになったら(既になっている場合も)是非ご一報ください。


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