SSブログ

手ごわいぞ郵便局

 こちらに来てほぼ2ヶ月、ようやく出発直前に船便で送った荷物が到着したとの知らせが来ました。配達の際に不在だった場合、こちらでも日本と同様、不在連絡票(l'avis de passage)を入れてくれます。これには荷物番号が記載されており、今回もサインペンのようなもので10桁ほどの番号が大書されていました(そのほか、何だか判読できない文字で何か書いてありました)。日本と違うのはその後で、電話一本で再配達してくれるわけではなく、こちらから郵便局に出向かなければなりません。
 郵便局は徒歩2,3分のところにあるので、通常の郵便物ならそれであまり問題はないのですが、船便で送ったのはダンボール8箱。重さにして100キロ以上あります。そこで、妻の知人2人にも来てもらい、買い物用キャリーも2つ用意して、問題に取り組むことにしました。ちなみに我が寓居は5階(フランス式表記では4階)にあります(エレベーターはなし)。

 4人でぞろぞろと郵便局に入って行き、窓口係員に不在連絡票を見せて、この荷物を受け取りに来たのですが、と話しかけたところ、係員いわく、「何だこれは?誰がこんなものを入れたんだ?」。
    私「もちろん郵便局でしょう。これは郵便局の用紙でしょ
       (と言ったつもりだが、伝わっているかどうかは怪しい)」
    係員「荷物番号も書いていないし。分からない。」
    私「これ(連絡票に大書してある番号)はちがうのか?」
    係員「これは電話番号だと思う(「思う」って…)」
    私「はあ。」

 ということで、その番号に電話してみると、確かに郵便局のコールセンターでした。が、ここでもスムーズには行かず、さらに他の番号に電話したり、もう一度窓口に行ったりもしたのですが、それは省略するとして、最終的に、不在連絡票に記載されていた情報は、「日時を打ち合わせてから配達するから、記載された電話番号に電話せよ」という趣旨であることが判明しました。判読できない文字は、rendez-vousと書いてあったのでした(そう言われてみればそのように読める)。
 早速電話して、翌土曜日の朝に来てもらうことにしました。すると翌日朝8時前に電話があり、今から行くので8時半頃に着くとのこと。結局9時頃に呼び鈴が鳴り、出てみると、体格のいいお兄さんが1人(だけ)戸口に立っており、荷物を5階まで上げるのを手伝えとのこと。結局、バケツリレー式に運び上げ、ようやく荷物を部屋まで運び込んだのでした(まあ3階分くらいはお兄さんが運んでくれたのですが)。

 ことほど左様に郵便局とは厄介なところで、すでに色々なトラブル事例を聞いていましたが、とりわけ、ルーティン外のことはなるべく頼まない方がよさそうです。
 そういえば、ネット書店で10月に頼んだ本が1冊、行方不明になっていました。一度書店に返送された後、再送してもらったのですが、どこに行ったのやら。


カルーゼル橋からシテ島を望む(本文とは関係ありません)

 12月3日(月)には、先日紹介した連続講演会にまた行ってきました。どのように訳せばよいのか分かりませんが、ヨーロッパ人権裁判所のJurisconsulteであるヴァンサン・ベルジェ(Vincent Berger)氏によるヨーロッパ人権裁判所の現状と課題の講演でした。

 

  


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。