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フランス語マスター法――エシャンジュ体験記(上)

 どうもこんにちは。数日前に転送してもらいまして、やっとお送り頂いた年賀状を拝見しました。フランスまで届くのか、という懸念を表明された方もおられましたが、無事届きましたよ。ただ、勤務先にお送りいただいた分は、拝見するのは当分先になりそうです。今年はごく限られた方々にしか年賀状をお送りできなかったのですが、ご海容いただければ幸いです。

 ところで、フランスでは、お互いに母語を教えあう「エシャンジュ(échange)」という語学の勉強方法が定着しているようで、日本人の方のブログなどでもよく目にします。ただ、エシャンジュをしたというブログ記事はよくあるのですが、どのように相手を見つけたかとか、具体的にどのようにしているのかという点についてはあまり情報がないように思いますので、ここでレポートしてみたいと思います。ブログの話題が尽きるといけませんので、とりあえず今回は相手をどのように見つけたかというお話をしたいと思います。

 まず考え付く方法としては、知り合いに紹介してもらう、という方法があろうかと思います。実際、若干当たっては見てみたものの、日本語を学ぼうとしているフランス人と知り合いのフランス人と知り合い、という可能性はあまりないですよね。あまり「紹介しろ紹介しろ」とごり押しするのもなんなので、早々にこの方法には見切りをつけたところです。

 次に、いろいろネット検索していたところ、kijijiというネット掲示板に行き着きました。一般にフランス人は、日本人よりも個人間のやり取りを好むようで、車の売買やアパートの賃貸など、個人としてはかなり大きな取引でも、仲介業者を介さずに個人間でのやり取りを好むようです。売却したい自動車の窓の部分に「売ります」という張り紙をしたまま乗り続け、買い手を探しているのもよく見ます。このネット掲示板は、そのような個人間のやり取りの総合サイトのようで(日本版もあるようですが、フランス版ほどの投稿はないようです)、語学エシャンジュのコーナーもあり、多くの投稿でにぎわっています。
 それで、試しにここに投稿してみようというわけですが、どのような文面にするのかが悩みどころです。見ているとごく簡単な文面も多いのですが、年齢などあまりバックグラウンドが違って話が合わないのも困るので、ある程度こちらのプロフィールを明らかにした方がよいという考えに至りました。そこで、「30代の日本人法律家(男性)」が語学エシャンジュの相手求む、という趣旨の文章で投稿してみました。1月始めのことです。
 バブル時代も遠くになった昨今、日本語などマイナー言語に過ぎずあまり返事もないだろうと思っていたのですが、ところがどっこい、来るわ来るわ、2,3週間で20-30のメールがきました。返事を見ると、前段落で述べた趣旨を汲んで頂けた方もいるものの、そうでもない方も結構あったのですが、とりあえず来る者は拒まずという感じで全員に返事を出してみました。その結果、メールやり取り段階でフェードアウトする人も多く、スムーズに会うまでにこぎつけたのは3人ほどで、今もメールやり取り段階にあるのが同じくらい、といったところです。
 日本語に対する関心の強さが印象的だったのと、返事をくれる人々が、インド人だったりアフリカ系だったり、グアドループから来た人だったり、フランスが多民族国家であることを実感した次第です。

 

 


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