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和書を読む/買うには?

 先週お伝えしたフランスの違法ダウンロード対策法に対しては、19日に野党社会党議員による憲法院への提訴がありましたので、1月以内に憲法院の判断が出るはずです。
 ところで、1年半前にパリに来たとき、こちらでは日本の本はあまり必要ないだろうと思い、ごく最小限のものしかもってこなかったのですが、実際には予想とは全く裏腹に、日本の資料が必要になることが多々あります。
 まず、日本の本や雑誌を見るためには、以前も紹介した日本文化会館の図書室に時々行っています。また、ポンピドゥセンターの図書館にも、日本の雑誌が1種類だけあり、以前はAERAでしたが、なぜか最近、週刊朝日に変わりました(いずれにしてもほかに選択肢がありそうなものですが)。
 また、これも以前に紹介したとおり、ジュンク堂とブックオフがあり、特に後者は良く使っています。
 これ以外には、日本から取り寄せるしかないのですが、ネット書店により海外発送に対する対応(特に送料)が違うようです。国内で利用する分にはどのネット書店も大差がないのですが、海外からの購入する場合には少し調べる必要があります。そもそも、なぜか海外発送をしていないところ(楽天ブックスやアマゾンマーケットプレイス、相当数の古書店)があります。
 他方、アマゾンや紀伊国屋、BK1といったところは海外発送可能なのですが、前二者は国際宅急便のみで、早いのでしょうが料金はかなりかさみます。この点、BK1は予算や急ぎの度合いなどに応じて、①EMS(国際スピード郵便)、②OCS、③SAL(航空エコノミー便)、④航空便、⑤船便のなかから選択できるようになっています。①②は迅速で番号による追跡可能、かつ事故時の補償付ですが、料金はかなりお高くなっています。他方、⑤の船便などは2ヶ月ほどかかりますが、まとめ買いすれば(消費税5パーセントがかからないのと相まって)ほとんど割高感はなくなります。また、BK1は、ジャンル別新刊一覧というページがあって、新刊をジャンル別にかなり網羅的にチェックできるのも便利です。

DSCN17960.JPG


 ということで、これまで7回ほど同書店から本を購入していたのですが、分かったことは、「商品が届かない!」ということです。実際、7回のうち2回は直近の方でも2ヶ月以上たっているのに未着です。原因は不明ですが、書店や日本の郵便局は従来の経験からしてきちんとしていると思われるので、従来の経験からあまりにもきちんとしていないフランスの郵便局に対する嫌疑が濃厚です。
 フランスといえば、(郵便とは別の会社が担当している)EMSが届かないというトラブルが多いようで、日本の郵便局も若干の対策をとるよう呼びかけているようです。
   http://www.post.japanpost.jp/int/use/france.html
 問題はそのような点ではなく、配達に関するマニュアル又は担当者のクオリティあるいはその双方がかなり不十分であるというところにあると思われます(オートロックのコード番号が書いてあっても届かず、勝手に最寄の郵便局に預けられていたりします(しかもこの点の通知なし))。このような問題点は、EMSとは別会社である郵便局にも該当するようです。この点に注意を呼びかけるこんなサイトもあります。
   http://overseas-auction.com/france-shipping.html
 EMSの場合には最終的には補償付なのでよいのでしょうが、郵便(上記③④⑤)の場合、調査を依頼しても原因不明、補償も無し、ということなので、結局最初からEMSなどにした方が割安だったりするかもしれません。
 基本的なインフラである郵便(この「郵便」の部分にはほかにも幾つか入れたい単語がありますが…)がこんな調子で、なお社会が回っているという点には妙に感心してしまいます。


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コメント 1

yms

BK1派のymsです。

さっそくウサギの写真をUPしていただきありがとうございます。
渡航方法も拝見しましたが、どちらかというと内容よりああいう文体で書けることに驚きを・・・

海外からの取り寄せは去年の11月あたりから10回以上行っていますが(イギリス、スイス、ドイツ)、幸いロストしたことは一度もありません。
トラックナンバーがないときはドキドキでしたが。

むしろ、イギリスから3日で荷物が届くこととクレカが使えずに海外送金したときの手数料にびっくりです・・・

by yms (2009-05-26 21:24) 

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