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ブログ始めました。

 10月1日にこちらに来てから、早くも1月以上過ぎてしまいました。ようやく重い腰を上げ、今日からこちらでの生活の様子をご報告したいと思います。週1回くらいの更新を目指してやっていきたいと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いします。

 話題は今のところは色々あるのですが、とりあえず本業に近い話から。今のところ、図書館通いの傍ら、いくつか大学院の講義を聴講しています。フランス(パリ第2大学)では、修士課程は1年次は共通なのですが、2年次はmaster recherche(MR)とmaster professionnel(MF)に分かれます。どうも、2年次登録の際に選抜が行われるようです。

 私が聴講しているのはすべてMRの講義ですが、教室に行ってみてまず驚いたのは学生の人数の多さです。多いところではざっと40名ほどの学生がおり、「政治法と国家理論(droit politique et la théorie de l'Etat)」のようなマイナーそうな講義でも20名ほどの学生が狭い教室に詰めかけています。 

 
 master rechercheというネーミングから、日本の「研究者コース」を連想し、少人数で細々とやっていくものだと思っていたのですが、違うんですね。後で若干の学生に聞いてみると、研究者志望はごく一部だということでした。確かに、学生募集の要項をみると、進路として、メディア関係の企業、弁護士、行政機関などが挙げられています(コミュニケーション法専攻の例)。

 実際に講義が始まってみてまた驚いたのは、まさに「講義」だったことで、教授がやおら「Chapitre 1!」とか言い出して、学生がノートを取っていくというスタイルだったことです。日本でも昔は教授の言うことを一言一句書き取っていくというスタイルであったと聞いていますが、まさにそのクラシックなスタイルが維持されているようです。感心するのは学生のノート作成能力で、周囲の学生のノートを覗いてみると、きちんと文章になって再現されていることです。

 それともう1つ特筆すべきは、学生の女性比率の高さです。私の聴講している講義は、前述の国家理論の講義を除き、女性が過半数、というか大部分が女性であり、また、法学の図書館で勉強している学生も、過半数は女性です。たしか滝澤正教授の『フランス法』(三省堂)か何か(日本に置いて来てしまいました。すいません)にこの点に関する言及があったように思いますが、これをどのように理解すればよいのでしょうかね。

 

 

 


 


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コメント 2

tam

Bonjour !!!

パリでどんな生活になってるんだろう…と思ってましたが。これからも、是非パリ生活の様子を届けてください。楽しみにしてます。しかし、地方大学ではいろんな問題が噴出しているこのご時世、羨ましい限りです。今度欧州に行くときには必ずパリに寄りますので、I森さんと一緒にらんでぶーしましょう。Bonjour a ta famme
by tam (2007-11-21 11:57) 

sog

コメントありがとうございます。
実は意外と単調、いやストイックな生活を送っているので、話題が続くか不安ですが、なるべく続けていきたいと思います。
ストは、なんだかんだといって今日も続いています。昨日はそのあおりで図書館は休みになりました。最近は雨が天気雨のように降ったり止んだりという天候なので、自転車だと心配です。
by sog (2007-11-21 19:21) 

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